bpm公演。10/13観劇。
スペース107にて。
以下、ネタバレあり
誰にも言っちゃ、だめだよ。
***
塾の合宿チームの先生と生徒。
15年ぶりに呼び集められ、当時のあの山小屋へ集まった13人。
合言葉は「誰にも言っちゃ、だめだよ。」
当時の記憶を共有する彼らの中に、興味本位で紛れ込んだ人間が2人。
塾という接点だけで集まった人間達の15年という月日は、
お互いへの記憶を曖昧にさせていた。
名前が分からなかったり覚えていなかったり・・・。
それを利用して、それぞれはあだ名で呼び合うことになる。
当時のあだ名を覚えている者はそれに準じて、そうでない者は新たに。
ミッキー、アラジン、アリス、ダンボ、アリエル、ウッディ、
シンデレラ、バンビ、ピグレット、ピノキオ、ドーピー。
ドナルドだけは連絡は付いたものの、姿を見せていなかった。
事実を知る残りの2人、グーフィーとプルートは既に亡くなっていて、
連絡が取れなかった。
そして紛れ込んだチップとデール。
次第に明らかになる、15年前の事実。
塾長殺しとその隠蔽。
当時塾長が隠し持っていたお金の分配。
それが収集をかけた目的。
それぞれがそれぞれに、本当の目的を持って集まっていた。
ある者は当時の許しを請う為。
ある者は虐待されている生徒を助ける為。
ある者たちはチームを組み自分の配当を多くせしめようと、
別の者を脅して頭数を減らす為に小細工をしかける。
その小細工が、本当の恐怖に変わる・・・。
彼らが意図しない形でPCへ送りつけられるメールの数々。
差出人は、ピーターパン。
メールに応じた方法で一人一人が見せしめのように死を迎えていく。
「ピノキオは嘘ばかりついたので鼻が伸びてしまいました」
ピノキオは顔の真ん中までのこぎりで切られ・・・
「100エーカーのお花畑には蜂蜜がいっぱい」
ピグレットはスズメバチの大群の中に押し込められ・・・
「ダンボはその大きな耳で空を飛びました」
ダンボは首にロープを巻きつけられたまま屋根から突き落とされ・・・
「アラジンは溶岩の中を通り抜けました」
アラジンは燃えさかる暖炉の中に煙突から落とされ・・・
「アリエルは人間の足を欲しがりました」
アリエルは車に轢かれ・・・
次第にパニックへと陥り、お互いに疑いの目を向け始める彼ら。
そして次第に明らかになっていく真実。
一向に姿を見せぬドナルド。
先生は、彼が塾長の息子であり、彼はその事実を知らぬまま、
塾長殺害に加担させてしまったことを思い出した。
その時。
「グーフィーは素敵な帽子を被っていますし、プルートは鎖で繋がれていい子にしています」
グーフィーの死因はトレーニング中に頭に落ちたダンベル・・・
プルートは獄中自殺・・・
ドナルドの報復は今に始まったことではなかったのだった。
先生がドナルドの顔を思い出した時は既に遅かった。
ドナルドに密かに組していたのバンビやシンデレラ、ウッディの力で、
グーフィーとプルートは死を迎えていたのだった。
チップ=ドナルドが紛れ込む為に利用したデールを刺し殺し・・・
そしてまたメール。
「チップとデールは探し物を見つけました」
彼らが与えた食べ物によってドーピーが服毒死・・・
そして復讐は終焉へと向かう。
「バンビはハンターに打たれてしまいました」
口答えをしたバンビは容赦なく銃で撃たれ・・・
「シンデレラがお城から出ると、魔法は解けてしまいました」
逃げようとしたシンデレラも撃たれ・・・
「オモチャはオモチャであることを自覚しなければならないのです」
最後まで協力したウッディまでも、所詮は捨て駒・・・
そして。先生に向けて引き金を引くも、玉切れ・・・。
「喋りすぎたドナルドはミッキーに怒られてしまいました」
「ピーターパンはずっと大人になりたくないんだ。」
彼はそういい残して、そのまま一人谷底へと転落していった・・・。
そこにもう一通。
「ミッキーはみんなの人気者。ミッキーのところにはみんなが集まる。」
当時の塾講師は、自分の判断が招いてしまったであろうこの惨劇の痕を、
呆然と見つめるしかなかった。
***
作・演出の浅沼さんが「TOON BULLETS!」という劇団で公演した時からの、
大好きな作品なんです。
と言っても、実はこの作品は生で見るの初めてなんです。
ビデオで見ていただけで。
生で見たのは「ネバーランド☆A GO!GO! 2」という、別の作品だったもので。
こちらもホラーですが、廃墟の病院が舞台となっているものでした。
今回浅沼さんが新たに組んだbpmというユニットでの再演。
数回再演されている人気作品ですが、
コレが最後の再演になるかもしれないなんていう話もチラッと聞きました。
残念な限り。
ホラーへの伏線はしっかりしているのだが、
エンターテイメント性も充分で、コメディ要素もきちんと入っている。
前半に笑いがある分、後半の恐怖が生きてくるのですね。
個人的にはあのスタンガンの音と光に一番怖さを感じておりました。
今日は初日ということもあってか、
皆様若干セリフを噛み気味ではなかったですか?
閉めた扉が開いてしまったり、そのせいで捌ける役者がはっきり見えてしまったり・・・
という細かい荒も見えてしまいました(^^;
でもまぁこれは止むを得ないことかもしれませんが、
それよりも、客入れに手間取りすぎてやしませんでしたか?
時間ギリギリに入る関係者の長蛇の列や、
その混乱の中での座席のダブルブッキングが目立ったように思います。
残念な限りです。
猪狩さんと蜂須賀さんのあの2役演じ分けは見ていて面白かったです。
そして堀川りょうさんの落ち着きと戸惑いが入り交ざったような役。
凄く渋くて、素敵でございました。
この公演、最後などといわず、再演をまだ続けて欲しいものです。
塾の合宿チームの先生と生徒。
15年ぶりに呼び集められ、当時のあの山小屋へ集まった13人。
合言葉は「誰にも言っちゃ、だめだよ。」
当時の記憶を共有する彼らの中に、興味本位で紛れ込んだ人間が2人。
塾という接点だけで集まった人間達の15年という月日は、
お互いへの記憶を曖昧にさせていた。
名前が分からなかったり覚えていなかったり・・・。
それを利用して、それぞれはあだ名で呼び合うことになる。
当時のあだ名を覚えている者はそれに準じて、そうでない者は新たに。
ミッキー、アラジン、アリス、ダンボ、アリエル、ウッディ、
シンデレラ、バンビ、ピグレット、ピノキオ、ドーピー。
ドナルドだけは連絡は付いたものの、姿を見せていなかった。
事実を知る残りの2人、グーフィーとプルートは既に亡くなっていて、
連絡が取れなかった。
そして紛れ込んだチップとデール。
次第に明らかになる、15年前の事実。
塾長殺しとその隠蔽。
当時塾長が隠し持っていたお金の分配。
それが収集をかけた目的。
それぞれがそれぞれに、本当の目的を持って集まっていた。
ある者は当時の許しを請う為。
ある者は虐待されている生徒を助ける為。
ある者たちはチームを組み自分の配当を多くせしめようと、
別の者を脅して頭数を減らす為に小細工をしかける。
その小細工が、本当の恐怖に変わる・・・。
彼らが意図しない形でPCへ送りつけられるメールの数々。
差出人は、ピーターパン。
メールに応じた方法で一人一人が見せしめのように死を迎えていく。
「ピノキオは嘘ばかりついたので鼻が伸びてしまいました」
ピノキオは顔の真ん中までのこぎりで切られ・・・
「100エーカーのお花畑には蜂蜜がいっぱい」
ピグレットはスズメバチの大群の中に押し込められ・・・
「ダンボはその大きな耳で空を飛びました」
ダンボは首にロープを巻きつけられたまま屋根から突き落とされ・・・
「アラジンは溶岩の中を通り抜けました」
アラジンは燃えさかる暖炉の中に煙突から落とされ・・・
「アリエルは人間の足を欲しがりました」
アリエルは車に轢かれ・・・
次第にパニックへと陥り、お互いに疑いの目を向け始める彼ら。
そして次第に明らかになっていく真実。
一向に姿を見せぬドナルド。
先生は、彼が塾長の息子であり、彼はその事実を知らぬまま、
塾長殺害に加担させてしまったことを思い出した。
その時。
「グーフィーは素敵な帽子を被っていますし、プルートは鎖で繋がれていい子にしています」
グーフィーの死因はトレーニング中に頭に落ちたダンベル・・・
プルートは獄中自殺・・・
ドナルドの報復は今に始まったことではなかったのだった。
先生がドナルドの顔を思い出した時は既に遅かった。
ドナルドに密かに組していたのバンビやシンデレラ、ウッディの力で、
グーフィーとプルートは死を迎えていたのだった。
チップ=ドナルドが紛れ込む為に利用したデールを刺し殺し・・・
そしてまたメール。
「チップとデールは探し物を見つけました」
彼らが与えた食べ物によってドーピーが服毒死・・・
そして復讐は終焉へと向かう。
「バンビはハンターに打たれてしまいました」
口答えをしたバンビは容赦なく銃で撃たれ・・・
「シンデレラがお城から出ると、魔法は解けてしまいました」
逃げようとしたシンデレラも撃たれ・・・
「オモチャはオモチャであることを自覚しなければならないのです」
最後まで協力したウッディまでも、所詮は捨て駒・・・
そして。先生に向けて引き金を引くも、玉切れ・・・。
「喋りすぎたドナルドはミッキーに怒られてしまいました」
「ピーターパンはずっと大人になりたくないんだ。」
彼はそういい残して、そのまま一人谷底へと転落していった・・・。
そこにもう一通。
「ミッキーはみんなの人気者。ミッキーのところにはみんなが集まる。」
当時の塾講師は、自分の判断が招いてしまったであろうこの惨劇の痕を、
呆然と見つめるしかなかった。
***
作・演出の浅沼さんが「TOON BULLETS!」という劇団で公演した時からの、
大好きな作品なんです。
と言っても、実はこの作品は生で見るの初めてなんです。
ビデオで見ていただけで。
生で見たのは「ネバーランド☆A GO!GO! 2」という、別の作品だったもので。
こちらもホラーですが、廃墟の病院が舞台となっているものでした。
今回浅沼さんが新たに組んだbpmというユニットでの再演。
数回再演されている人気作品ですが、
コレが最後の再演になるかもしれないなんていう話もチラッと聞きました。
残念な限り。
ホラーへの伏線はしっかりしているのだが、
エンターテイメント性も充分で、コメディ要素もきちんと入っている。
前半に笑いがある分、後半の恐怖が生きてくるのですね。
個人的にはあのスタンガンの音と光に一番怖さを感じておりました。
今日は初日ということもあってか、
皆様若干セリフを噛み気味ではなかったですか?
閉めた扉が開いてしまったり、そのせいで捌ける役者がはっきり見えてしまったり・・・
という細かい荒も見えてしまいました(^^;
でもまぁこれは止むを得ないことかもしれませんが、
それよりも、客入れに手間取りすぎてやしませんでしたか?
時間ギリギリに入る関係者の長蛇の列や、
その混乱の中での座席のダブルブッキングが目立ったように思います。
残念な限りです。
猪狩さんと蜂須賀さんのあの2役演じ分けは見ていて面白かったです。
そして堀川りょうさんの落ち着きと戸惑いが入り交ざったような役。
凄く渋くて、素敵でございました。
この公演、最後などといわず、再演をまだ続けて欲しいものです。