阿佐ヶ谷スパイダース「少女とガソリン」
6/28 ザ・スズナリ にて。
以下、ネタバレ。
**********
濁った川が流れる小さな町「櫛田」。
そのせいで代々そこの住民達は臭い臭いと差別され蔑まれてきた。
櫛田の誇りだとその濁った水を使って、
“酔う為だけの酒”「真実(マコト)」を作っていた櫛田酒蔵。
櫛田のマイナスイメージを払拭するかように、リゾート開発が行われ始め、
それによって櫛田酒蔵は廃業を余儀なくされていた。
櫛田酒蔵の再建を願い、安酒屋「丸玉」に夜な夜な集まっては、
もう一度「真実」を復活させようと画策していく。
そこへ、リゾートのオープニングセレモニーのゲストが、
彼らが女神と崇めさえしているアイドル歌手、リポリンだという情報が入る。
彼女は改革運動をすすめる様な歌を歌い、
彼らはそれに救われ鼓舞されているようだった。
セレモニーを阻止しよう、
リポリンを誘拐してしまおう、という意見まで出たところで、
当の本人がマネージャーと共に丸玉に入ってくる。
リポリンは彼らの気持ちに促され、酒蔵側に立って共謀すると言いはじめる。
リポリンを盾に戦おうとしていた彼らであったが、
実はリポリンが酒蔵主・玉島の子供であり、
つまりは櫛田の子であることが判明する。
次第に、櫛田の意地と親としての立場の狭間に立たされていく玉島。
今まで玉島に従ってきたメンバー達。
それぞれの狂気が、また、転がり始める・・・・・。
**********
見終わってまず「こりゃ、賛否別れるだろうな」。
私は、好きでしたよ。
「否」とされる部分も分からなくはないのだが、
それはそれ。として見られるのは、
(阿佐スパに限らず、大抵の)作品を好意的に観るからだろうか。
単に阿佐スパファンだからだろうか。
革命運動・テロリズム・暴動の煽動などなど。
一人の少女が、それらの起爆剤として存在する。
そういう意味のタイトルだったのですね。
題材が重く、崩壊に向かうストーリーながら、
随所に笑いが入っている。
しかもそれが素直に笑えてしまうのだから、なんともはや。
役者陣は、カッコイイ。
中村まことさん、池鉄さん。彼らには惹かれるものがありました。
いくつかのストーリーが同時進行しているようで、
ひとつのストーリーが枝分かれしているような、
全てが同じ物事の上に成り立っている感じ。
それを一手に引っぱって引き受けていたのが、玉島役のまことさん。
シリーズ通して彼はこういった役回りですけどね。
今回も、やはり凄く格好良い。
感情の推移が渋さをも漂わせている。
なんていったら言いすぎでしょうか(^^;
それに対するのが、池鉄さんでしたね。
玉島を信じ、付き従ってきた彼。
玉島がリポリンが実の娘であることを知って
彼の娘を守らんとする気持ちのゆれを感じ取った辺りからの彼は、
異常なほどの殺気と憂いを漂わせ、
観ていてぐんぐんと引き込まれました。
それから、今回気になったのがトミーさん。
もともと阿佐スパ準メンバーの位置にいる彼ではありますが、
今回の役を見ていて、
“うわあ、凄く阿佐スパ役者になったなぁ〜。”
と感じました(表現変ですが・・・)。
圭史さんの作り出す独特の「ダークさ」が色濃く出るようになったな。
と、思ったのです。
今までは、ダークではあっても、
「軽さ、可愛さ」が先に立ったような印象があったもので・・・。
今回、スズナリが公演仕様に様相を変えてました。
凝ったというんでしょうか。
とにかく真赤。
特に階段は異様ともいえる雰囲気を漂わせていた。
当然のように、ロビーも真赤。
対して、客席に入るとそこはいつもの阿佐スパらしいセット。
今回はシリーズと銘打った第3弾。
ストーリーに前2作と似たような雰囲気があるのは、
やはりシリーズだからなのだろうか。
今回、パンフも独特でした。
新聞仕様なんですね。
開発されていく土地ってことで、
「下北沢」にこだわったパンフレット作りをされたんでしょうね。
それが何だか切なかったりなんだり・・・。
それぞれキャストとお店の合わせ方が似合うわ〜☆
でもこれ、色変わりそうだなー・・・。
仕様素材まで、ほんとに新聞仕様なんですもの(^^;
濁った川が流れる小さな町「櫛田」。
そのせいで代々そこの住民達は臭い臭いと差別され蔑まれてきた。
櫛田の誇りだとその濁った水を使って、
“酔う為だけの酒”「真実(マコト)」を作っていた櫛田酒蔵。
櫛田のマイナスイメージを払拭するかように、リゾート開発が行われ始め、
それによって櫛田酒蔵は廃業を余儀なくされていた。
櫛田酒蔵の再建を願い、安酒屋「丸玉」に夜な夜な集まっては、
もう一度「真実」を復活させようと画策していく。
そこへ、リゾートのオープニングセレモニーのゲストが、
彼らが女神と崇めさえしているアイドル歌手、リポリンだという情報が入る。
彼女は改革運動をすすめる様な歌を歌い、
彼らはそれに救われ鼓舞されているようだった。
セレモニーを阻止しよう、
リポリンを誘拐してしまおう、という意見まで出たところで、
当の本人がマネージャーと共に丸玉に入ってくる。
リポリンは彼らの気持ちに促され、酒蔵側に立って共謀すると言いはじめる。
リポリンを盾に戦おうとしていた彼らであったが、
実はリポリンが酒蔵主・玉島の子供であり、
つまりは櫛田の子であることが判明する。
次第に、櫛田の意地と親としての立場の狭間に立たされていく玉島。
今まで玉島に従ってきたメンバー達。
それぞれの狂気が、また、転がり始める・・・・・。
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見終わってまず「こりゃ、賛否別れるだろうな」。
私は、好きでしたよ。
「否」とされる部分も分からなくはないのだが、
それはそれ。として見られるのは、
(阿佐スパに限らず、大抵の)作品を好意的に観るからだろうか。
単に阿佐スパファンだからだろうか。
革命運動・テロリズム・暴動の煽動などなど。
一人の少女が、それらの起爆剤として存在する。
そういう意味のタイトルだったのですね。
題材が重く、崩壊に向かうストーリーながら、
随所に笑いが入っている。
しかもそれが素直に笑えてしまうのだから、なんともはや。
役者陣は、カッコイイ。
中村まことさん、池鉄さん。彼らには惹かれるものがありました。
いくつかのストーリーが同時進行しているようで、
ひとつのストーリーが枝分かれしているような、
全てが同じ物事の上に成り立っている感じ。
それを一手に引っぱって引き受けていたのが、玉島役のまことさん。
シリーズ通して彼はこういった役回りですけどね。
今回も、やはり凄く格好良い。
感情の推移が渋さをも漂わせている。
なんていったら言いすぎでしょうか(^^;
それに対するのが、池鉄さんでしたね。
玉島を信じ、付き従ってきた彼。
玉島がリポリンが実の娘であることを知って
彼の娘を守らんとする気持ちのゆれを感じ取った辺りからの彼は、
異常なほどの殺気と憂いを漂わせ、
観ていてぐんぐんと引き込まれました。
それから、今回気になったのがトミーさん。
もともと阿佐スパ準メンバーの位置にいる彼ではありますが、
今回の役を見ていて、
“うわあ、凄く阿佐スパ役者になったなぁ〜。”
と感じました(表現変ですが・・・)。
圭史さんの作り出す独特の「ダークさ」が色濃く出るようになったな。
と、思ったのです。
今までは、ダークではあっても、
「軽さ、可愛さ」が先に立ったような印象があったもので・・・。
今回、スズナリが公演仕様に様相を変えてました。
凝ったというんでしょうか。
とにかく真赤。
特に階段は異様ともいえる雰囲気を漂わせていた。
当然のように、ロビーも真赤。
対して、客席に入るとそこはいつもの阿佐スパらしいセット。
今回はシリーズと銘打った第3弾。
ストーリーに前2作と似たような雰囲気があるのは、
やはりシリーズだからなのだろうか。
今回、パンフも独特でした。
新聞仕様なんですね。
開発されていく土地ってことで、
「下北沢」にこだわったパンフレット作りをされたんでしょうね。
それが何だか切なかったりなんだり・・・。
それぞれキャストとお店の合わせ方が似合うわ〜☆
でもこれ、色変わりそうだなー・・・。
仕様素材まで、ほんとに新聞仕様なんですもの(^^;