友人の遺産家屋に勝手に2年住み続けたある家族。
誰も居ないはずの屋敷からの物音に、
物好きな雑誌社が「呪いの館」と捲くし立てた記事を掲載した。
カラオケビデオの撮影クルー、
ある組織の隠した金を盗みに来た泥棒と詐欺師のコンビ、
そして、幽霊屋敷を調べに来た謎のゴーストバスター。
一家は屋敷に住み続けるために、彼らに対して攻防を開始する。
・・・・・・・・・・・・・・・
粗筋は、書けません。
大王が言うとおり「私たちには所詮無理です!」(^^;
入れ替わり立ち代り、カン違いすれ違いによって巻き起こるドタバタ劇。
所謂ドリフのようなこの芝居。
大王が“志村うしろ!もの”というのが肯けます。
おおよその展開や流れは、先読みできるほどにベタ。
しかし、緻密でテンポが速く、捲くし立てるようなストーリーで
観客を惹き付ける手法はさすが大王です。
カーテンコールでは、皆様のロック調の歌に乗せてのご挨拶。
作曲は当然山内氏。振付&演出は宏太郎さん。
そして今回、なんと作詞はDocという!
Piper本公演のカーテンコールは、歌なのでしょうか?(笑)
きっと、このスタイルも定番化し始めたらぶち壊してくれるでしょう。
で、その後には気分次第で歌ったり歌わなかったりの、
Piper4人によるアコースティックライブ。
山内氏のアコギ(珍しい!)に、宏太郎さんのパーカッション。
それに乗せての大王とDocのハーモニー。
あぁ。素敵なひと時でした。
皆様の歌と、アコライブの歌に関しては、
Piperネタバレボードを参照下さい。
1:40という短い上演時間に関わらず、それを感じないほどの濃さ。
常に笑えるほどに内容が詰まっているからでしょうね。
相変わらずの日替わりネタも満載で。
やっぱり!感のある“群馬”発言も飛び出し、大王節今回も唸る唸る。
新メンバーの宏太郎さん。
Piperに初々しく・・・ないですね(笑)
それも当然かもしれませんけど。後藤さん作品にいっぱい出てますし。
Piperメンバーと共演するのも、数公演目ですし。
ちょっとばかりお馬鹿な泥棒。嵌ってます。
全ての動きがダンサーチックです、綺麗です。
そういえば、彼の制作会見やカーテンコールの
「宜しく御願いいたしましょう」は、
昔からのファンには通じる発言らしいですね。
なんなんだろう。
石丸さん。この方も、Piper関連で良く拝見いたします。
ニヒルでインテリの、身のこなしが軽い詐欺師。ぴったりですねー。
台詞の「台湾のチャンクー」に客席のリアクションが薄かったのは、
ちょっと寂しかったです。
(詳しくは、
世界ウルルン滞在記10/24分を参照)
私の中で彼が“踊る人”の印象なのはきっと、
今回の公演とギャッフンボーイズのせいなのでしょう。
宏太郎さんの淳二と、石丸さんの戸川は、過去公演からのリンク。
淳二の『スリーテナーズ』は解るとして、
戸川の『ニコラス・マクファーソン』観たかったなぁ〜っ。
淳二×戸川のタイプが正反対だけれども息の合う犯罪者コンビ。
肉体派の彼らは流石でした。
宏太郎さんのダンス、石丸さんのマイムのように綺麗に玩ぶ缶の扱い。
もう、言うこと無しです。
珍しく、攻撃性ゼロな役の山内さん。
徹底した弱キャラで、すぐ泣くわ、発言はうざったいわ(^^;
娘にも見下げられ、軽く扱われる始末。
“態々髪を剃った”ということで、巧い事コートの襟で弁髪隠されてましたね(^^)
トレカ表記「攻撃性・防御力・年間収入:0」は流石。
娘役が平田さんってのも笑いました。
攻撃性と可愛らしさの共有は、彼女ならでは。
平田さんと山内さんのやり取りは、
猿人ショーでの「あっちとタカくん」に通じますね(笑)
客演のともえちゃん。悲鳴の良さで呼ばれたようです。
その話聞いて、なるほど!と思いましたね。
突き抜けるように通る悲鳴がそれを証していました。
芝居自体も、上手く、可愛らしく。Piperに馴染んでるし。
同じく客演の廣川さん。
穏やかな笑みと優しいお人柄・・・な印象があるのですが。
今回はそれにプラスして、狂気が入ってましたね。
ブチ切れちゃった人。そして、無意味なサラリーマン気質。
彼、良かったなぁ〜。
トレカ表記の「得意技:2キロ移動」は笑いました!
楠見さんは可愛かった。女は強し!ですね(笑)
彼女の大阪弁、あまり聞かないので新鮮でした。
大王は、チラシ通りゴーストバスター。
それと、ストーリーテラーとして、プロローグとエピローグ。
ちょっとしか出演されてないのですが、彼らしさ満載。
Docは・・・『天才脚本家』の津野田を思い起こさせるような役。
ひたすら弱く情けなく、行動する事が裏目に出る。そんな役。
今回も、カン違いの良さ(!?)には長けてましたね(笑)
そして、今回野田地図出演の為に出演無しの腹筋さん。
12/23夜は、客席にいらっしゃいました。
そして、カーテンコール時にスポットライトで舞台上に呼ばれ、
5人並んでのご挨拶。
Piper加入してから、初めて5ショットを拝見できました。
メンバーから、何で出ないんだと突っ込まれ、
「NODA MAPがほんのちょっと先に決まっちゃって・・・」と素でした。
今年夏のパルコプロデュース作品などに対し、
今回のスプーキーハウスは、大王曰く“ゴミ作品”。
ビバ!ゴミ作品!大好き!
・・好き嫌いは分かれるだろう。
彼らの芝居、殊にPiper本公演はやりたい放題、好き勝手に遊ぶ印象。
だから彼らが好きだ。
他の公演でしっかり仕事している分、Piperは楽しく過ごそう!
と言う精神が、公演を観ていると実感できる。
「Piperが5人になって初めての4人公演」楽しみました。
カーテンコールでも仰ってましたが、
Piperが5人で公演するのは何時なのでしょう。
Piper本公演自体、コンスタントに成されないしなぁ〜。
そんな彼らが大好きです!ついていきます!
個人的に言いますと、後藤さん。
彼の身のこなしといい、口調といい、外見といい、センスといい、
まさに私好み。なぁんて素敵なのでしょう。
常に眼で追ってしまいます(笑)
ストーリーテラー時の衣裳、素敵でした。
それにしても、物販。
吉本、稼いでんな〜。そう思わざるを得なかったですね。
一昨年は缶バッジ。昨年から始まった、不可思議な会場のみのDVD販売。
今回のトレカ販売。
私も踊らされた一人なので、文句は言いませんが(笑)
カーテンコールで「TV放送予定は一切ありません」と言ってましたが、
どうなんでしょうか。シアテレ常連にはならないのでしょうか。
なるような気がしないでもないのですけど・・・。
結局、計5回程劇場へ足を運ぶ結果になりましたが、余裕で観足りません。
まだ観たかったです。
・・・そら、「マニア」言われて否定できないわな(^^;
良い観劇納めとなりました。